啼く

  1. 逢曳や冬鶯に啼かれもし 安住敦【季語=冬鶯(冬)】

    逢曳や冬鶯に啼かれもし安住敦(『筑摩文学全集』) 冬の鶯は、「ホーホケキョ」とは啼かない。「チャチャチャ」と啼く。俳句では「笹鳴き」という。この啼き声は、舌打ちのようにも聞こえるし、笹藪のざわめきの…

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