1. 凍る夜の大姿見は灯を映す 一力五郎【季語=凍る(冬)】

    凍る夜の大姿見は灯を映す一力五郎私に影響を与えた「駒草」の先人たちというテーマで書く二回目は、一力五郎(明治35年~昭和22年)。俳人としてよりもジャーナリストとして名を遺した人かもしれない。しかし…

  2. 菊食うて夜といふなめらかな川 飯田晴【季語=菊(秋)】

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  3. 中年や遠くみのれる夜の桃 西東三鬼【季語=桃(秋)】

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  4. 菜の花月夜ですよネコが死ぬ夜ですよ 金原まさ子【季語=菜の花(春)】 

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  5. 灯を消せば部屋無辺なり夜の雪 小川軽舟【季語=雪(冬)】

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  6. 後の月瑞穂の国の夜なりけり 村上鬼城【季語=後の月(秋)】

  7. 麦からを焼く火にひたと夜は来ぬ 長谷川素逝【季語=麦からを焼く?】

  8. 葉桜の夜へ手を出すための窓 加倉井秋を【季語=葉桜(夏)】

  9. 夜着いて花の噂やさくら餅 關 圭草【季語=桜餅(春)】

  10. 沈丁や夜でなければ逢へぬひと 五所平之助【季語=沈丁(春)】

  11. 春雪の一日が長し夜に逢ふ 山田弘子【季語=春雪(春)】

  12. 女に捨てられたうす雪の夜の街燈 尾崎放哉【季語=雪(冬)】

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