比喩
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新蕎麦のそば湯を棒のごとく注ぎ 鷹羽狩行【季語=新蕎麦(秋)】
新蕎麦のそば湯を棒のごとく注ぎ鷹羽狩行 東京に来て蕎麦を食べることが増えた。関西でも蕎麦を食べていたが、うどんを食べる方が圧倒的に多かった。私が関西に住んでいた時は、年越し蕎麦の他に年に数回、蕎麦を…
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水仙や古鏡の如く花をかかぐ 松本たかし【季語=水仙(冬)】
水仙や古鏡の如く花をかかぐ松本たかし「古鏡」とは古代の金属…
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松過ぎの一日二日水の如 川崎展宏【季語=松過ぎ(新年)】
松過ぎの一日二日水の如川崎展宏一月七日に七草粥を食べると同…
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両の眼の玉は飴玉盛夏過ぐ 三橋敏雄【季語=盛夏(夏)】
両の眼の玉は飴玉盛夏過ぐ三橋敏雄たとえば、目の前に飴玉がご…
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敷物のやうな犬ゐる海の家 岡田由季【季語=海の家(夏)】
敷物のやうな犬ゐる海の家岡田由季カーペットのようなふさふさ…
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こまごまと大河のごとく蟻の列 深見けん二【季語=蟻(夏)】