石
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紅梅の気色たゞよふ石の中 飯島晴子【季語=紅梅(春)】
紅梅の気色たゞよふ石の中)飯島晴子「石の中」は、複数の岩に囲まれた空間を思うこともできるだろうが、やはり、一個の石の内側を想像したい。そうでなければ「紅梅」「気色」「たゞよふ」という言葉に対する裏切…
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肉声をこしらへてゐる秋の隕石 飯島晴子【季語=秋(秋)】
肉声をこしらへてゐる秋の隕石)飯島晴子肉声をこしらえながら…
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白夜の忠犬百骸挙げて石に近み 中村草田男【季語=白夜(夏)】
白夜の忠犬百骸挙げて石に近み)中村草田男 第8句集『時機(…
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冬ざれや石それぞれの面構へ 若井新一【季語=冬ざれ(冬)】
冬ざれや石それぞれの面構へ)若井新一何度も見てしまう夢があ…
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秋の川真白な石を拾ひけり 夏目漱石【季語=秋の川(秋)】
秋の川真白な石を拾ひけり)夏目漱石「秋の川で真っ白な石を拾…