夏しんと遠くめぐらす朝の森
大牧広
大牧広(1931-2019)最後の句集となった『朝の森』の表題句である。朝の森は静かで、ほの暗く、人気がない。昼にもなれば照りつけるような太陽の光は、森の「遠く」を取り囲んでいる。作者は、森のなかを歩いていると同時に、その外から迫りくる「夏」までも見ている。『朝の森』(2018年)より。(堀切克洋)
【セクト・ポクリット管理人より読者のみなさまへ】
大牧広(1931-2019)最後の句集となった『朝の森』の表題句である。朝の森は静かで、ほの暗く、人気がない。昼にもなれば照りつけるような太陽の光は、森の「遠く」を取り囲んでいる。作者は、森のなかを歩いていると同時に、その外から迫りくる「夏」までも見ている。『朝の森』(2018年)より。(堀切克洋)
【セクト・ポクリット管理人より読者のみなさまへ】
堀切克洋(ほりきり・かつひろ)
1983年生まれ。2011年7月「銀漢」入会、2014年同人。2014年、第6回石田波郷新人賞奨励賞、2015年、第6回北斗賞準賞、2016年、俳人協会第3回新鋭評論賞大賞、2017年、第8回北斗賞受賞、2018年、第一句集『尺蠖の道』上梓、2019年、第42回俳人協会新人賞、2020年第21回山本健吉評論賞。
HP:http://horikirikatsuhiro.mystrikingly.com/#profil-2
Twitter:https://twitter.com/KHorikiri
当サイト掲載の記事や写真などの無断転載を禁止します。著作権は管理人または執筆者に属します。リンクについては、リンクポリシーをご覧ください。
Copyright © セクト・ポクリット All rights reserved.