【冬の季語=三冬(11月〜1月)】鼻水
「風邪」の一症状として、鼻から粘液が多量に分泌されること。
季語としては「水洟」という呼称のほうが古い。「鼻水」は近代的であり日常的な言い回しである。そのため、季語としては前者のほうが圧倒的に使われる現実がある。
実際、「鼻水」は「花粉症」などでも出るわけだし。
【鼻水(上五)】
【鼻水(中七)】
犀の匂いの鼻水が落ち家が落ち 坪内稔典
【鼻水(下五)】
【その他の季語と】
大仏の鼻水たらす氷柱哉 正岡子規
洟水もをさまり四十雀が啼く 臼田亞浪
鼻水も血も細胞も夏の川 三倉十月