【秋の季語】夕顔の実

【秋の季語=初秋(8月)】夕顔の実

夕顔」はうり科の一年草で、夏に白い花をつけ、秋のはじめに大きな実をつける。

夕顔の実は「ふくべ」(瓢)と呼ばれ、それをほ(干)したものが「干瓢(かんぴょう)」であるが、産業としての干瓢づくりは7月下旬からはじまるため、「干瓢剥く」や「新干瓢」は、晩夏の季語とされている。


【夕顔の実(上五)】
夕顔の実の垂れてをり湖の宿 森澄雄
夕顔の存外軽き実なりけり 辻桃子

【夕顔の実(中七)】
寂寥の夕顔の実を抱きかかへ 山上樹実雄

【夕顔の実(下五)】


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