
【夏の季語=晩夏(7月)】巴里祭(パリ祭、パリー祭)
7月14日=フランスの革命記念日のこと。1789年7月14日のバスティーユ襲撃、翌1790年7月14日の建国式典(建国記念日)により、フランスの国家的な祝日となっている。日本語の独特な名称は、ルネ・クレール監督の映画『巴里祭』(原題=Quatorze Juillet)のタイトルによる。1933年4月の日本公開当時に、わかりやすく訳された。
フランスでは「パリ祭」と決して呼ぶことはない。音数にあわせて「巴里祭」は「ぱりさい」/「ぱりーさい」と4音、5音で読みならわされている。

第一回角川俳句賞受賞者の小池文子(鬼頭文子、1920年~2001年)は、日本からフランスにわたり、「パリ俳句会」を主宰。パリに没した。
【巴里祭(上五)】
巴里祭わが巴里の日も遠ざかる 能村登四郎
パリー祭逢ひて歩きて別れしのみ 辻田克巳
【巴里祭(中七)】
【巴里祭(下五)】
母と踊るうなじの二十歳巴里祭 小池文子
踊さやに黄昏どきの巴里祭 小池文子
踊り痴れし暗がりの渦巴里祭 小池文子
くちびるに雨ひとつぶや巴里祭 皆吉司
火を吐いてみせる男や巴里祭 有馬朗人