【夏の季語】蛞蝓

【夏の季語=仲夏(6月)】蛞蝓
なめくじ。陸に生息する巻貝(軟体動物門腹足綱)のうち、殻が退化している種の総称である。雨が降ると目につくところに出てくることが多い。歴史的仮名遣いは「なめくぢ」。5音で「なめくじら」「なめくじり」ともいう。


【蛞蝓(上五)】
蛞蝓の玻璃にあるまま灯をともす 波多野爽波
蛞蝓と生れて辿る微光あり 千代田葛彦
なめくじに塩ふるわざを祖先より 八木三日女
蛞蝓の地へと月光ひきずりゆく  大山安太郎
蛞蝓の跡あきらかに遊女墓 相川やす志

【蛞蝓(中七)】
雨十日蛞蝓多き厨かな 滝川愚仏
妻老いて蛞蝓を溶かしてしまふ 加倉井秋を

【蛞蝓(下五)】

【ほかの季語と】
蛞蝓の行路はかはく冬の石 山口青邨
朝曇蛞蝓の歩がきらきらと 中拓夫



関連記事