【秋の季語】秋燕


【秋の季語=仲秋(9月)】秋燕

秋の「」。「しゅうえん」と四音で読むことも「あきつばめ」と五音で読むこともある。
やがて北方へ帰っていく(=「燕帰る」)ことを思うと、一抹のさびしさがともなう。


【秋燕(上五)】
秋燕の最後の一羽かも知れず 福田甲子雄
秋燕の群なしそめし干潟かな 酒井多加子
秋燕やひようと長くて支那の箸 岸本尚毅

【秋燕(中七)】
眉太くして秋燕を見送れり 小澤克己

【秋燕(下五)】
頂上や淋しき天と秋燕と 鈴木花蓑
浜名湖のちりめん波に秋燕 今井千鶴子
東塔は雨後の日差しに秋つばめ 蘭定かず子
遺影やや若くありしよ秋燕 藤井みち子
故郷の街の窶れや秋燕 寺澤一雄
子午線の通る海峡秋燕  中岡毅雄


関連記事