【冬の季語=仲冬/晩冬(12月ー1月)】クリスマスローズ
キンポウゲ科の常緑多年草。
うつむき加減に咲く姿と、そのカラーバリエーション、耐寒性、育てやすさから、冬の寂しい時期から早春にかけて庭を彩ってくれるので人気の園芸種である。
日本では12〜1月頃咲くニゲルとの異種間交配種、2月〜4月頃咲く「ヘレボルス オリエンタリス」の交配種などヘレボルス属を総称してクリスマスローズという名で流通している。
その名とは裏腹に春先に咲く花というイメージが強いため、〈クリスマスローズ春愁とにあらず〉(後藤夜半)のように、春の季語とともに詠まれることも多かったが、冬の季語として分類する歳時記もある。
【クリスマスローズ(上五)】
クリスマスローズ蘭医の血筋にて 飴山實
クリスマスローズの雪を払ひけり 長谷川櫂
【クリスマスローズ(中七)】
【クリスマスローズ(下五)】