
【秋の季語=中秋(9月)】十五夜

陰暦8月15日の夜のこと。この日の月は「名月」と呼ばれる。翌日の月は「十六夜」と書いて「いざよい」と読む。「十三夜」は旧暦9月13日の夜の月のこと。
【十五夜(上五)】
【十五夜】
十五夜の雲のあそびてかぎりなし 後藤夜半
十五夜の草くるぼしを没しけり 久保田万太郎
十五夜に手足ただしく眠らんと 西東三鬼
十五夜の高まりゆきて力ぬけ 松本たかし
十五夜の照るまでうんか田を払ふ 百合山羽公
十五夜を絵本のやうに泣きに泣く 川崎展宏
十五夜のルーペを置いて立ち上がる 池田澄子
十五夜の潜水艦は水の中 攝津幸彦
十五夜にいつたん帰京ゐたします 岡田史乃
十五夜とむかふわたしといふひとり 三輪初子
十五夜のやっと人肌ほどとなり こしのゆみこ
十五夜の南瓜を一つ裏返す 岸本尚毅
十五夜の松風に雨まじりつつ 岸本尚毅
十五夜のみんな普通に生きる歌 中内亮玄
【十五夜(中七)】
蝦の髭うごく十五夜の調理台 橋閒石
【十五夜(下五)】