【春の季語】菜種梅雨

【春の季語=晩春(4月)】菜種梅雨

3月下旬から4月上旬にかけて「菜の花」が咲く時期に降り続く長雨のこと。


【菜種梅雨(上五)】
菜種梅雨いちにちさむくけぶるなり 長谷川素逝
菜種梅雨喉のどこかに魚の骨 宇多喜代子
菜種梅雨輪送船にも女にも 攝津幸彦

【菜種梅雨(中七)】

【菜種梅雨(下五)】
死へつづく病と思ふ菜種梅雨 古賀まり子
琴糸のどこか狂へり菜種梅雨 中村晋子
傘立は乱世のごとし菜種梅雨 笹本千賀子
赤本が捨てられてゐる菜種梅雨 斉藤志歩


【セクト・ポクリット管理人より読者のみなさまへ】



関連記事