【春の季語】長閑

【春の季語=晩春(4月)】長閑

春の日ののんびりとしたさまをいう。日も長くなり、時間もゆるやかに過ぎるように感じる。

形容詞として「のどけし」、形容動詞として「のどかなり」などとしても用いる。


【長閑(上五)】
長閑さや鼠のなめる角田川 小林一茶
長閑なるものに張子の犬のかほ 長谷川櫂
長閑なり誰かが浜に残す線 藤田哲史
のどかにも風力7の岬です 藤田哲史

【長閑(中七)】

【長閑(下五)】
嫁入りを見に出はらつて家のどか 富田木歩
あやとりのやうに間違ふ長閑さよ 橋本直

【ほかの季語と】
長閑さや山焼く煙山を這ひ 松本たかし




関連記事