【冬の季語】七五三

【冬の季語=初冬(11月)】七五三

七五三とは、7歳、5歳、3歳の子どもの成長を祝う日本の年中行事。

もとは旧暦11月15日に行われていたが、現在ではおおむね新暦の11月15日に行われる。

「七五三子寶合」より「袴着」喜多川歌麿(1795年頃)

【七五三(上五)】
七五三しつかりバスにつかまつて 綾部仁喜

【七五三(中七)】
花嫁を見上げて七五三の子よ 大串章

【七五三(下五)】
山垣二重に一重はやさし七五三  池上樵人
転びても花びらのごと七五三 今井千鶴子
攫はれるほどの子ならず七五三 亀田虎童子
写真屋のてこずつてをり七五三 中村信久
祝詞から佳き名こぼれて七五三 宮谷ふさ子
拾ひたる温き土くれ七五三 山西雅子
合はす手の小さくずれて七五三 今瀬一博
木の奥をゆくよそさまの七五三 岩田奎


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