
【秋の季語=仲秋(9月)】秋分の日
日本の国民の祝日のひとつとして、天文観測による「秋分」が起こる日を祝日とするもの。
通例は、9月22日か9月23日のいずれかである。
休日となった経緯は古く、1878年(明治11年)の法改正による「秋季皇霊祭」から続くもの。これが1948年(昭和23年)に廃止され、以後は「秋分の日」となった。
【秋分の日(上五)】
秋分の日の御仏と枯れ給ふ 皆川白陀
秋分の日やもの言はぬ九官鳥 中嶋憲武
【秋分の日(中七)】
山かがし秋分の日の草に浮く 松村蒼石
わが旅の秋分の日は晴るゝ筈 日元淑美
【秋分の日(下五)】
秋分の日の音立てて甲斐の川 廣瀬町子