仙田洋子
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さくら貝黙うつくしく恋しあふ 仙田洋子【季語=さくら貝(春)】
さくら貝黙うつくしく恋しあふ仙田洋子(『橋のあなたに』) 高校時代の友人の話である。彼女は、交際中の彼が無口で全く会話が続かないことに悩んでいた。友人は、人形が相手でも何時間も話し続けることのできる…
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どつさりと菊着せられて切腹す 仙田洋子【季語=菊(秋)】
どつさりと菊着せられて切腹す)仙田洋子秋の花で一番に思い浮…
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じゆてーむと呟いてゐる鯰かな 仙田洋子【季語=鯰(夏)】
じゆてーむと呟いてゐる鯰かな仙田洋子「じゆてーむ」は” j…
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原爆忌誰もあやまつてはくれず 仙田洋子【季語=原爆忌(秋)】
原爆忌誰もあやまつてはくれず仙田洋子 この句が収められてい…
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【書評】仙田洋子 第4句集『はばたき』(角川書店、2019年)
〈はばたき〉の対義語とは何か。〈はばたき〉は、空へと飛び去ることであり、ある場所を離れる…
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肩につく影こそばゆし浜日傘 仙田洋子【季語=浜日傘(夏)】