時
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折々己れにおどろく噴水時の中 中村草田男【季語=噴水(夏)】
折々己れにおどろく噴水時の中)中村草田男 草田男は第8句集『時機(とき)』に収録された昭和37年の作品以降、句集として作品を発表し、世に問うことはなかった。むしろ、草田男はそもそも句集刊行というもの…
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枯蓮のうごく時きてみなうごく 西東三鬼【季語=枯蓮(冬)】
枯蓮のうごく時きてみなうごく西東三鬼次は三鬼による枯蓮の句…
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つきの光に花梨が青く垂れてゐる。ずるいなあ先に時が満ちてて 岡井隆
つきの光に花梨が青く垂れてゐる。ずるいなあ 先に時が満ちてて岡井隆…
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跳ぶ時の内股しろき蟇 能村登四郎【季語=蟇(夏)】
跳ぶ時の内股しろき蟇能村登四郎(『易水』) ヒキガエルにセ…
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みかんむくとき人の手のよく動く 若杉朋哉【季語=蜜柑(冬)】
みかんむくとき人の手のよく動く若杉朋哉田中裕明の「よき友は…
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昼ごろより時の感じ既に無くなりて樹立のなかに歩みをとどむ 佐藤佐太郎
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人悼む時のみぞおち青嵐 藤井あかり【季語=青嵐(夏)】