1. 折々己れにおどろく噴水時の中 中村草田男【季語=噴水(夏)】

    折々己れにおどろく噴水時の中)中村草田男 草田男は第8句集『時機(とき)』に収録された昭和37年の作品以降、句集として作品を発表し、世に問うことはなかった。むしろ、草田男はそもそも句集刊行というもの…

  2. 枯蓮のうごく時きてみなうごく 西東三鬼【季語=枯蓮(冬)】

    枯蓮のうごく時きてみなうごく西東三鬼次は三鬼による枯蓮の句…

  3. つきの光に花梨が青く垂れてゐる。ずるいなあ先に時が満ちてて 岡井隆

    つきの光に花梨が青く垂れてゐる。ずるいなあ 先に時が満ちてて岡井隆…

  4. 跳ぶ時の内股しろき蟇 能村登四郎【季語=蟇(夏)】

    跳ぶ時の内股しろき蟇能村登四郎(『易水』) ヒキガエルにセ…

  5. みかんむくとき人の手のよく動く 若杉朋哉【季語=蜜柑(冬)】

    みかんむくとき人の手のよく動く若杉朋哉田中裕明の「よき友は…

  6. 昼ごろより時の感じ既に無くなりて樹立のなかに歩みをとどむ 佐藤佐太郎

  7. 人悼む時のみぞおち青嵐 藤井あかり【季語=青嵐(夏)】

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