見える
-
婿は見えたり見えなかつたり桔梗畑 飯島晴子【季語=桔梗(秋)】
婿は見えたり見えなかつたり桔梗畑)飯島晴子 咲き満ちた何本もの桔梗の間から婿を見ている。作中主体は畑の中に、婿は畑の外にいる。これはもっと一般的には内界と外界ということも出来るかもしれない。家の内外…
-
暮るるほど湖みえてくる白露かな 根岸善雄【季語=白露(秋)】
暮るるほど湖みえてくる白露かな根岸善雄このたび、九月・十月…
-
アルプスの雪渓見えてくる離陸 稲畑汀子【季語=雪渓(夏)】
アルプスの雪渓見えてくる離陸稲畑汀子(『稲畑汀子俳句集成』)…
-
潜り際毬と見えたり鳰 中田剛【季語=鳰(冬)】
潜り際毬と見えたり鳰)中田剛鳰は、ほぼ全国で見ることができ…
-
笠原小百合の「競馬的名句アルバム」【第2回】1993年・七夕賞
【第2回】馬が馬でなくなるとき(1993年七夕賞・ツインターボ)夏…
-
内装がしばらく見えて昼の火事 岡野泰輔【季語=火事(冬)】
-
刈草高く積み軍艦が見えなくなる 鴻巣又四郎【季語=草刈(夏)】
-
桜蘂ふる一生が見えてきて 岡本眸【季語=桜蘂ふる(春)】
-
昼顔の見えるひるすぎぽるとがる 加藤郁乎【季語=昼顔(夏)】