「菜殻火」
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つひに吾れも枯野のとほき樹となるか 野見山朱鳥【季語=枯野(冬)】
つひに吾れも枯野のとほき樹となるか野見山朱鳥(『愁絶』)一瞬、絶筆のような趣を漂わせる。実際、晩年の句ではあるらしい。作者は虚子にその才能を称された俳人だが、病気がちであったこともあり、外へ出て対象…
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春愁は人なき都会魚なき海 野見山朱鳥【季語=春愁(春)】
春愁は人なき都会魚なき海)野見山朱鳥) 人っ子ひとりいない…
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春星や言葉の棘はぬけがたし 野見山朱鳥【季語=春星(春)】
春星や言葉の棘はぬけがたし)野見山朱鳥) 怪我の多い生涯を…
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春天の塔上翼なき人等 野見山朱鳥【季語=春天(春)】
春天の塔上翼なき人等)野見山朱鳥) この句を取り上げるにあ…
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廃墟春日首なきイエス胴なき使徒 野見山朱鳥【季語=春日(春)】
廃墟春日首なきイエス胴なき使徒)野見山朱鳥) 突然ですがみ…
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蝌蚪乱れ一大交響楽おこる 野見山朱鳥【季語=蝌蚪(春)】
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俳人・広渡敬雄とゆく全国・俳枕の旅【第20回】遠賀川と野見山朱鳥