「魚座」
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人のかほ描かれてゐたる巣箱かな 藤原暢子【季語=巣箱(春)】
人のかほ描かれてゐたる巣箱かな)(藤原暢子藤原暢子さんの第二句集『息の』(文學の森)より。巣箱というのはよく考えると不思議なものだ。人の手によって作られた巣箱が樹木にとりつけられ、野性の鳥の…
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菊食うて夜といふなめらかな川 飯田晴【季語=菊(秋)】
菊食うて夜といふなめらかな川飯田晴先週、句集の手触りの話を…
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さういへばもう秋か風吹きにけり 今井杏太郎【季語=秋風(秋)】
さういへばもう秋か風吹きにけり今井杏太郎甲子園の決勝を見て…
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水面に閉ぢ込められてゐる金魚 茅根知子【季語=金魚(夏)】
水面に閉ぢ込められてゐる金魚茅根知子 盛岡へ旅をした時、2…
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俳人・広渡敬雄とゆく全国・俳枕の旅【第36回】銀座と今井杏太郎
【第36回】銀座と今井杏太郎広渡敬雄(「沖」「塔の会」)慶…
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戸隠の山より風邪の神の来る 今井杏太郎【季語=風邪(冬)】
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温室の空がきれいに区切らるる 飯田晴【季語=温室(冬)】