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忘れゆくはやさで淡雪が乾く 佐々木紺【季語=淡雪(春)】
忘れゆくはやさで淡雪が乾く)佐々木紺忘れる、というのは脳の不思議な機能であると思う。忘れてしまうことの不具合もあれば、忘れられないことによる苦しみもある。それでいて跡形もなく記憶が消えてしまうばかり…
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「ぺットでいいの」林檎が好きで泣き虫で 楠本憲吉【季語=林檎(秋)】
「ぺットでいいの」林檎が好きで泣き虫で楠本憲吉『楠本憲吉集』…
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一瞬で耳かきを吸う掃除機を見てしまってからの長い夜 公木正
一瞬で耳かきを吸う掃除機を見てしまってからの長い夜公木正「…
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いちごジャム塗れとおもちゃの剣で脅す 神野紗希【季語=苺(夏)】
いちごジャム塗れとおもちゃの剣で脅す)神野紗希)ジャムに加…
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蜆汁神保町の灯が好きで 山崎祐子【季語=蜆汁(春)】
蜆汁神保町の灯が好きで山崎祐子))東京都千代田区神田神保町…
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沈丁や夜でなければ逢へぬひと 五所平之助【季語=沈丁(春)】
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年玉受く何も握れぬ手でありしが 髙柳克弘【季語=年玉(新年)】
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ひと魂でゆく気散じや夏の原 葛飾北斎【季語=夏の原(夏)】
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団栗の二つであふれ吾子の手は 今瀬剛一【季語=団栗(秋)】