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  1. 破門状書いて破れば時雨かな 詠み人知らず【季語=時雨(冬)】

    破門状書いて破れば時雨かな詠み人知らず レターセットはだいたい封筒が余る。便箋の方が必ず多く入っているのだが、同時に使い終るのは奇跡的なことだ。なぜならほぼ毎回書き損じてしまうから。書き損じを防ぐた…

  2. 狐火にせめてををしき文字書かん 飯島晴子【季語=狐火(冬)】

    狐火にせめてををしき文字書かん)飯島晴子 私が想像するのは…

  3. 逢いたいと書いてはならぬ月と書く 池田澄子【季語=月(秋)】

    逢いたいと書いてはならぬ月と書く池田澄子先週、合唱の話をし…

  4. さよならと梅雨の車窓に指で書く 長谷川素逝【季語=梅雨(夏)】

    さよならと梅雨の車窓に指で書く長谷川素逝(『三十三才』『定本素逝集』)…

  5. 恋さめた猫よ物書くまで墨すり溜めし 河東碧梧桐【季語=恋猫(春)】

    恋さめた猫よ物書くまで墨すり溜めし河東碧梧桐(『明治・大正・昭和 自由律俳…

  6. もの書けば余白の生まれ秋隣 藤井あかり【季語=秋隣(夏)】

  7. ばばばかと書かれし壁の干菜かな   高濱虚子【季語=干菜(冬)】

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