着く
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細長き泉に着きぬ父と子と 飯島晴子【季語=泉(夏)】
細長き泉に着きぬ父と子と)飯島晴子 鬱蒼とした山道を歩く間、方角や距離の感覚は鈍っているであろう。周囲を捉える尺度が揺らぎつつある状況で漸く泉にたどり着いた時の、身体の内外が交通を再開する開放感が、…
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遅れて着く花粉まみれの人喰沼 飯島晴子【無季】
遅れて着く花粉まみれの人喰沼)飯島晴子 昭和四十七年、晴子…
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夜着いて花の噂やさくら餅 關 圭草【季語=桜餅(春)】
夜着いて花の噂やさくら餅關 圭草(せき・けいそう)引き続き…
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ミステリートレインが着く猿の星 飯島章友
ミステリートレインが着く猿の星)飯島章友ときどき列車の車内…