1. 三角形の 黒の物体の 裏側の雨 富沢赤黄男

    三角形の 黒の物体オブジェの 裏側の雨富澤赤黄男(『黙示』昭和36年)転職をした。けったいな仕事から怪しげな仕事へと鞍替えした格好だが、ひとまずジャケットを羽織ったりしてみた。ところがどうやら平常時…

  2. さくら仰ぎて雨男雨女 山上樹実雄【季語=桜(春)】

    さくら仰ぎて雨男雨女山上樹実雄晴れ女が証明された場に居合わ…

  3. 萩にふり芒にそそぐ雨とこそ 久保田万太郎【季語=萩・芒(秋)】

    萩にふり芒にそそぐ雨とこそ久保田万太郎いよいよ今回で九月・…

  4. 雨聴いて一つ灯に寄る今宵かな 村上鬼城【季語=無月(秋)?】

    雨聴いて一つ灯に寄る今宵かな村上鬼城いきなりだがこの場をお…

  5. 雨だれを聴きて信濃の濁り酒 德田千鶴子【季語=濁り酒(秋)】

    雨だれを聴きて信濃の濁り酒德田千鶴子さて、どうも肩に力が入…

  6. 桔梗やさわや/\と草の雨     楠目橙黄子【季語=桔梗(秋)】

  7. ある年の子規忌の雨に虚子が立つ 岸本尚毅【季語=子規忌(秋)】

  8. 白牡丹四五日そして雨どつと 高田風人子【季語=白牡丹(夏)】

  9. あたゝかな雨が降るなり枯葎 正岡子規【季語=あたたか(春)?】

おすすめ記事

  1. 古池や芭蕉飛こむ水の音 仙厓【季語=芭蕉(秋)】
  2. 【結社推薦句】コンゲツノハイク【2021年4月分】
  3. 神保町に銀漢亭があったころ【第38回】柚口満
  4. 【馬の俳句】
  5. 俳人・広渡敬雄とゆく全国・俳枕の旅【第11回】三田と清崎敏郎

Pickup記事

  1. 水吸うて新聞あをし花八ツ手 森賀まり【季語=花八ツ手(冬)】
  2. 腕まくりして女房のかき氷 柳家小三治【季語=かき氷(夏)】
  3. あり余る有給休暇鳥の恋 広渡敬雄【季語=鳥の恋(春)】
  4. 誰をおもひかくもやさしき雛の眉 加藤三七子【季語=雛(春)】
  5. 【冬の季語】浮寝鳥
PAGE TOP