
【冬の季語=三冬(11月〜1月)】宿木(寄生木)
ヤドリギ。ヨーロッパおよび西部・南部アジア原産の寄生植物。地面には根を張らず、他の樹木の枝の上に生育する常緑の多年生植物である。他の樹木の幹や枝に根を食い込ませて成長するが、一方的に養分や水を奪っているわけではなく自らも光合成をおこなう。従来的には季語とされてこなかったが、近年では冬の季語とすることもある。

【宿木・寄生木(上五)】
寄生木や本やまづみに本かいて 岩田奎
【宿木・寄生木(中七)】
【宿木・寄生木(下五)】
山祗のゆりかごであり宿り木は 佐藤鬼房
【ほかの季語と】
寄生木やしづかに移る火事の雲 水原秋櫻子
寄生木の影もはつきり冬木影 篠原鳳作
何の木ぞ宿り木多き裸木は 右城暮石
幽谷の宿り木にして春を待つ 津田清子
寄生木のみどりを春の驟雨過ぐ 飯田龍太
初茜して寄生木は藻のごとし 鷹羽狩行
宿り木を仰ぎて寒きふたりなり 山尾玉藻