【受賞】第60回蛇笏賞

2026年4月17日、第60回蛇笏賞が発表され、大木あまり句集『山猫座』(2025年1月、ふらんす堂刊)に受賞が決定した。大木あまりさんは、1941年生まれ。大木さんは第6句集『星涼』で第62回読売文学賞(詩歌部門)を受賞。『山猫座』は第7句集にあたるが、第18回小野市詩歌文学賞とのダブル受賞となった。

選考委員は、高野ムツオ・高橋睦郎・中村和弘・正木ゆう子の4名。贈呈式は、2026年6月28日(日)にホテルメトロポリタンエドモント(東京・飯田橋)で行われる予定。賞状・記念品と副賞100万円が贈られる。


◆収録作品より
囀に割り込む鳩の声さびし
霜の花忘るるために歩きけり
鎌倉の水羊羹と無常観
蟷螂よ答への出せぬものが好き
呼び鈴も核のボタンもあり真冬
冬うららうららというて死にたしよ
呼ばぬのに来る砂色の冬の蝶
凩に吹かれゆくものさやうなら
文旦も月もまんまる美学とは
桂信子と話すごとくに暖かし
鯨くるごとく虚子忌の来たりけり
蛸足の配線と春惜しみけり



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