【夏の季語=初夏(5)】業平忌
平城天皇の孫にあたる平安時代の貴族で、歌人としても知られる在原業平の命日のこと。
ゆかりのある奈良の不退寺で、法要が毎年行われている。
「在原氏の五男」を意味する業平の別称にちなみ、「在五忌」とも。
【参考】奈良市観光協会「貴族・歌人の在原業平を偲ぶ。業平忌/不退寺」
【業平忌(上五)】
【業平忌(中七)】
【業平忌(下五)】
日の本の男の子かなしも業平忌 三橋鷹女
山寺のはなやぐ一ト日業平忌 田畑美穂女
老残のこと伝はらず業平忌 能村登四郎
座布団を折りて枕や業平忌 上野一孝
白糸の如くに雨や業平忌 西村麒麟