季語・歳時記

【秋の季語】運動会

【秋の季語=三秋(8〜10月)】運動会

主に学校において、児童たちが参加する体育行事。

梅雨入り」前の「五月」ごろに実施される学校もあるが、「秋晴」のころに実施されることも多い。俳句では秋の季語として認知されている。


【運動会(上五)】
運動会の地面をむしろ多く見る 阿部青鞋
運動会午後へ白線引き直す 西村和子
運動会走る前から泣いてをり 中野のはら
運動会カメラ向ければ背を向けて 島野紀子
運動会静かな廊下歩きをり 岡田由季

【運動会(中七)】
鳥一羽運動会を横切れり 相生垣瓜人
二階より運動会の端見ゆる 柏原眠雨
手を上げる運動会の大玉へ 寺澤一雄
ねかされて運動会の旗の束 千葉皓史
蛇口みな運動会の空を向く 堀切克洋

【運動会(下五)】
女装したがる年頃の運動会 本井英
人妻をむんずと借りて運動会 太田寛郎
午後の部へオルガンはこぶ運動会 佐々木よし子
地面とはすなはち地球運動会 髙柳克弘
唐揚げの油ぎつたる運動会 酒井俊祐


  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly

関連記事

  1. 【春の季語】春二番
  2. 【冬の季語】冬来たる(冬来る)
  3. 【冬の季語】風邪
  4. 【秋の季語】赤い羽根
  5. 【冬の季語】室の花
  6. 【夏の季語】水着
  7. 【冬の季語】逝く年(行く年)
  8. 【春の季語】啄木忌

おすすめ記事

  1. 【冬の季語】マスク
  2. 秋茄子の漬け色不倫めけるかな 岸田稚魚【季語=秋茄子(秋)】
  3. 愛情のレモンをしぼる砂糖水 瀧春一【季語=砂糖水(夏)】
  4. 【結社推薦句】コンゲツノハイク【2021年11月分】
  5. 東風吹かば吾をきちんと口説きみよ 如月真菜【季語=東風(春)】
  6. 節分の鬼に金棒てふ菓子も 後藤比奈夫【季語=節分(冬)】
  7. 【書評】中原道夫 第13句集『彷徨』(ふらんす堂、2019年)
  8. 【連載】漢字という親を棄てられない私たち/井上泰至【第5回】
  9. 【冬の季語】冬木の芽
  10. 汽車逃げてゆくごとし野分追ふごとし 目迫秩父【季語=野分(秋)】

Pickup記事

  1. 二十世紀なり列国に御慶申す也 尾崎紅葉【季語=御慶(新年)】
  2. 「野崎海芋のたべる歳時記」苺のシャンティイ風
  3. みかんいろのみかんらしくうずもれている 岡田幸生【季語=蜜柑(冬)】
  4. 父の日の父に甘えに来たらしき 後藤比奈夫【季語=父の日(夏)】
  5. 【秋の季語】残暑
  6. ふところに乳房ある憂さ梅雨ながき 桂信子【季語=梅雨(夏)】
  7. 初燈明背にあかつきの雪の音 髙橋千草【季語=初燈明(新年)】 
  8. 俳人・広渡敬雄とゆく全国・俳枕の旅【第52回】 新宿と福永耕二
  9. 【新年の季語】嫁が君
  10. 男はよろめき/星空はぐるぐる… ゼノ・ビアヌ 
PAGE TOP