【夏の季語】浜昼顔

海岸の砂地に見られる「昼顔」。

同属の他種がつる植物であるのに対して、「浜昼顔」は匍匐性植物であるため、茎は砂の上を這うように伸びていく。


【浜昼顔(上五)】
はまひるがほ空が帽子におりて来て  川崎展宏

【浜昼顔(中七)】
退屈を浜昼顔と分ち合ふ 後藤比奈夫
晩景は浜昼顔もて埋めなむ  柿本多映
ハイヒール浜昼顔に脱ぎ捨てて  西村和子
風紋の浜昼顔にきて消ゆる 染谷秀雄

【浜昼顔(下五)】



関連記事