【冬の季語】焼藷(焼芋)

【冬の季語=三冬(11〜1月)】焼藷(焼芋)

さつま芋を焼いたもの。寒くなると路上販売のための「石焼薯屋」が出始める。


【焼藷(焼芋)(上五)】
焼藷屋も救世軍も風に呼ぶ 中村草田男
焼藷を買はんと思ふ妻の留守 小西魚水
焼藷を買ひ宝くじ買つてみる 逸見未草
焼藷を二つに割つてひとりきり 西野文代
焼芋をふたつに割れば姉の顔 越坂部則道
焼藷を抱へて待てりアシカショー 音羽凛

【焼藷(焼芋)(中七)】
光あれ焼芋をほっこりと割る 神野紗希

【焼藷(焼芋)(下五)】
土佐脱藩以後いくつめの焼芋ぞ 高山れおな


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