
【夏の季語=三夏(5-7月)】ナイター
主に野球などの夜間試合を指す英語。暑い中、「ビール」を飲みながら観戦するのも夏ならでは。「花火」が打ち上がることもある。

【ナイター(上五)】
ナイターに見る夜の土不思議な土 山口誓子
ナイターの灯の圏外に車群る 桂信子
ナイターも終り無聊の夜となりぬ 岸風三楼
ナイター観る吾が身もいつか負けがこむ 瀧春一
ナイターの風出でてより逆転打 能村研三
ナイターやふんはりのせる落し蓋 嵯峨根鈴子
ナイターを抜ける途中の光る橋 こしのゆみこ
ナイターのみんなで船に乗るみたい 三宅やよい
ナイターのドームの屋根の開きけり 杉原祐之
ナイターのなかぞらに雨見えてをり 岩田奎
【ナイター(中七)】
たぬき寝の負ナイターを聞けるらし 水原秋櫻子
もめてゐるナイターの月ぽつねんと 清水基吉
鳥あふぐごとナイターの観衆は 山口優夢
【ナイター(下五)】
勤の鞄しかと抱へてナイター観る 瀧春一
統計的人間となりナイターに 中村和弘
【ほかの季語と】
ナイターの蟻出てくるよパンの為 平畑静塔
運河よりナイターの灯へ蚊喰鳥 水原秋櫻子
ナイターの熱狂だけを聞く夜業 鈴木牛後