【秋の季語】玉蜀黍

【秋の季語=仲秋(9月)】玉蜀黍

とうもろこし。名称は、トウは中国の王朝名である「唐」に、モロコシは唐土(もろこし)から伝来した植物のモロコシ(タカキビ)に由来する。1712年成立の『和漢三才図会』では「玉蜀黍(なんばんきび)」と記され、吉原で「やきとうもろこし」「はぜ」(ポップコーンの砂糖掛け)が売られていた浮世絵や川柳がある。日本に渡来した当時、最も似ている植物がキビであったため、北海道から北関東までの地域では「とうきび」(=「唐黍」)、西日本では「なんばんきび」とも呼ばれてきた。夏に花を咲かせ、秋に旬を迎える。「もろこし」とも。


【玉蜀黍(上五)】
玉蜀黍食ふ一心になりてをり  野沢しの武

【玉蜀黍(中七)】
仏蘭西の玉蜀黍も刈られけり 今井杏太郎
几帳面な玉蜀黍だと思はないか 櫂未知子
半休やとうもろこしの髭ゆたか 佐藤智子

【玉蜀黍(下五)】


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