【秋の季語】八朔

【秋の季語(仲秋=9月)】八朔

旧暦八月一日のこと。「朔」は一日のことである。この頃、早稲の穂が実るので、農民の間で初穂を恩人などに贈る風習が古くからあった。このことから、「田の実節句」(たのみのせっく)ともいう。この「たのみ」を「頼み」にかけ、武家や公家の間でも、日頃から面倒をみてもらっている(頼み合っている)人に、その恩を感謝する意味で節供の贈り物をするようになった。室町幕府において既に公式の行事として採用されたことが知られている。現在でも「八朔祭」を催す寺社などが各地にある。


【八朔(上五)】
八朔の籠にあふるる土の物 伊藤訓子

【八朔(中七)】
藻の流れゆく八朔の祭かな 永方裕子

【八朔(下五)】

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