
【秋の季語=晩秋(10月)】秋狂言

江戸時代の歌舞伎狂言において、陰暦九月から十月に行われた興行のこと。江戸時代の芝居小屋では、十一月の「顔見世」が新しい一年のはじまりであったため、秋狂言は一年の契約と位置付けられていた。そのため、役者との別れを惜しむ「名残狂言」とも呼ばれ、華やかな舞台のなかにも去りゆく一年を強く感じる特別な興行でした。現在では秋に行われる狂言や能楽の舞台全般を指して使われることもある。
【秋狂言(上五)】
【秋狂言(中七)】
【秋狂言(下五)】
奈落より灯の洩るる秋狂言 境野大波
鍵つ子と呼ばれしことも秋狂言 佐々木六戈