【秋の季語】二百十日

【秋の季語(初秋=8月)】二百十日

立春」を起算日として二百十日目のこと(立春の209日後の日)。「八朔」(旧暦8月1日)や「二百二十日」とともに、農家の三大厄日とされている。単に「厄日」とも。


【二百十日(上五)】
二百十日ステーキの血を味わって 米林修平
二百十日靴下脱いで裏返る 対馬康子

【二百十日(中七)】
内海や二百十日の釣小舟 正岡子規
越中八尾二百十日の月上げし 渡辺恭子
海峡の二百十日の潮目かな 吉永佳子
仔牛待つ二百十日の外陰部 鈴木牛後
延命や二百十日の雲ひとつ 宮本佳世乃

【二百十日(下五)】
鰡飛んで野川の二百十日かな 大須賀乙字
職工の弾くギター二百十日無事 杉本零

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