【新年の季語】左義長

新年の季語(1月)】左義長

新年の行事のひとつで正月の松飾などを各戸からもらい集めて焼く。

どんど焼」などともいう。

小正月」を中心に14日の夜または15日の朝に行われるところが多い。


【左義長(上五)】
左義長に尻あぶりゐるも男気ぞ 言水
左義長や雪国にして雪の上 松根東洋城
左義長の花火は雪の底よりす 阿部みどり女
左義長のまた一ところ始まりぬ 三木
左義長へ鵯もはげしく来て鳴きぬ 波多野爽波
左義長やまつくらがりに海動き 岸田稚魚
左義長や婆が跨ぎて火の終 石川桂郎
左義長の波に消えゆく火の粉かな 星野椿
左義長の蒔絵のごとき火の粉かな 太田寛郎
左義長の火の粉は星と出合ひたる 永方裕子
左義長の今際の風のすさびけり 行方克巳
左義長は御府内の制知らねえか 筑紫磐井
左義長のてつぺん海へ傾ぎけり 片岡啓子

【左義長(中七)】
夕星へ打つ左義長の触れの鉦 渡辺 昭

【左義長(下五)】


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