堀切克洋の「パリ子育て俳句さんぽ」【ラジオ】

「パリ子育て俳句さんぽ」【2月5日配信分】

セクト・ポクリット管理人の堀切です。

アートラジオ〈浮かぶカフェ〉は、毎週金曜日夜8時配信! 少し浮かぶこともかなり浮かぶこともありますよー。入口で重いものは脱ぎ捨てて、軽くなってお過ごしください。わたくし、今週もお邪魔しております。

Youtube(下記リンク)でも聴くことができますし、その他、Podcast、Anchor、Spotifyなどでも視聴できます。

2月2日、フランスではクレープを食べます。クリスマスから40日後にあたるこの日は、la Chandeleur(ろうそく祝別の日)という「聖母マリアの清める」祝日。子供の学校でもこの日は「クレープを持ってきてくださいね」ということで、クラスのみんなとジャムのトッピングをして楽しかったようす。

2月3日は立春。とても風が強い日で、春一番か?と思うほど。関東では今年、立春翌日に春一番とおぼしき南風が吹き抜けたそうですね。

そんなわけで、本日ご紹介しているのは「立春」の句。〈立春や王将は豊かに厚し〉は小説家だった永井龍男の句、〈立春の夢に刃物の林立す〉は去年蛇笏賞を受賞され柿本多映さんの句。立春の日、こどもと近所を散歩をしながら、春をいっしょに探しました。写真は(ホトケノザかと思いましたが、ちがった)ヒメオドリコソウ。まだ咲き始め。

(堀切克洋)



【セクト・ポクリット管理人より読者のみなさまへ】

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