【夏の季語】杜鵑花

【夏の季語=仲夏(6月)】杜鵑花

サツキ(皐月・杜鵑)は、サツキツツジ(皐月躑躅)のこと。

和名「サツキ」の由来は、他の「躑躅」(晩春の季語)に比べて、1か月程度遅い5 – 6月ごろ、つまり旧暦の5月 (「皐月」) のごろに一斉に咲き揃うところからその名が付いたと言われている。

「杜鵑」は「時鳥」(ホトトギス)のこと。旧暦の5月 (皐月)には、この夏鳥が鳴きはじめることから。

秋の季語に「杜鵑草」(ほととぎす)がある。


【杜鵑花(上五)】
さつき先づ濡れそぼち芝濡れにけり 桂信子

【杜鵑花(中七)】
満開のさつき水面に照るごとし 杉田久女

【杜鵑花(下五)】



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