
【夏の季語=三夏(5-7月)】セル
羊毛織物の一つで、洋服地としての呼称は、英語ではサージ(serge)。オランダ語の「セルジ」に由来する。
比較的地が薄く、「単衣」で着られることから初夏の季語とされているが、薄さゆえに堅さがめだって、厚ぼったく感じられる素材でもある。セルが間着としての市民権を得てきたのは、日露戦争後のこと。秋以降にも着られることがあり、「秋のセル」という季語もある。

【セル(上五)】
セルむかし、勇、白秋、杢太郎 久保田万太郎
セルの袖煙草の箱の軽さあり 波多野爽波
セルを着て硝子の破片踏みて戻る 細見綾子
セルを著て家居たのしむ心かな 高濱年尾
【セル(中七)】
【セル(下五)】