「草苑」

  1. ふところに乳房ある憂さ梅雨ながき 桂信子【季語=梅雨(夏)】

    ふところに乳房ある憂さ梅雨ながき桂信子(『女身』) 梅雨の時期の気圧や湿度は、女性を体調不良にさせる。精神的に不安定となる女性も多い。古代において梅雨は皐月(旧暦五月)の頃で忌み月ともいわれていた。…

  2. 麦よ死は黄一色と思いこむ 宇多喜代子(無季)

    麦よ死は黄一色と思いこむ宇多喜代子「麦よ」という措辞からは…

  3. あひみての後を逆さのかいつぶり 柿本多映【季語=鳰(冬)】

    あひみての後を逆さのかいつぶり柿本多映(『蝶日』) 小倉百…

  4. 冬真昼わが影不意に生れたり 桂信子【季語=冬の昼(冬)】

    冬真昼わが影不意に生れたり桂信子(「草苑」2004年12月号)…

  5. 枯芦の沈む沈むと喚びをり 柿本多映【季語=枯芦(冬)】

    枯芦の沈む沈むと喚びをり柿本多映(『夢谷』2013年)不思…

  6. 他人とは自分のひとり残る雪 杉浦圭祐【季語=残る雪(春)】

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