「雲母」
-
なきがらや秋風かよふ鼻の穴 飯田蛇笏【季語=秋風(秋)】
なきがらや秋風かよふ鼻の穴飯田蛇笏唐突ですが、あいさつ運動って覚えてますか?やってましたよね、皆さんの学校でも。懐かしいなぁ。校門の前で一列に並んだりしてね。しかしながら、とことん天の邪鬼だ…
-
中干しの稲に力を雲の峰 本宮哲郎【季語=雲の峰(夏)】
中干しの稲に力を雲の峰本宮哲郎今回より短期の連載、拙い文で…
-
夏至白夜濤たちしらむ漁港かな 飯田蛇笏【季語=夏至白夜(夏)】
夏至白夜濤たちしらむ漁港かな飯田蛇笏(『飯田蛇笏全句集』角川ソフィア文庫)…
-
謝肉祭の仮面の奥にひすいの眼 石原八束【季語=謝肉祭(春)】
謝肉祭の仮面の奥にひすいの眼石原八束 どうもこの時期になる…
-
個室のやうな明るさの冬来る 廣瀬直人【季語=冬来る(冬)】
個室のやうな明るさの冬来る廣瀬直人この作者の作としては、大…
-
捨て櫂や暑気たゞならぬ皐月空 飯田蛇笏【季語=皐月(夏)】
-
黒服の春暑き列上野出づ 飯田龍太【季語=春暑し(春)】
-
大寒の一戸もかくれなき故郷 飯田龍太【季語=大寒(冬)】
-
氷上の暮色ひしめく風の中 廣瀬直人【季語=氷(冬)】
-
木琴のきこゆる風も罌粟畠 岩田潔【季語=罌粟(夏)】
-
麺麭摂るや夏めく卓の花蔬菜 飯田蛇笏【季語=夏めく(夏)】
-
大年の夜に入る多摩の流れかな 飯田龍太【季語=大年(冬)】