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たべ飽きてとんとん歩く鴉の子 高野素十【季語=鴉の子(夏)】
たべ飽きてとんとん歩く鴉の子高野素十最初に断っておきますが、今回はちょっとだけ掟破りをします。俳人というものになってから、季節のカレンダーが旧暦になってしまったので、8月といえば「秋でしょ?…
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露草を持つて銀行に入つてゆく 飯島晴子【季語=露草(秋)】
露草を持つて銀行に入つてゆく)飯島晴子 たまたま道端で摘ん…
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葛の花こぼれやすくて親匿され 飯島晴子【季語=葛の花(秋)】
葛の花こぼれやすくて親匿され)飯島晴子 掲句からただちに想…
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瀧見人子を先だてて来りけり 飯島晴子【季語=滝見(夏)】
瀧見人子を先だてて来りけり)飯島晴子 この「子」は何も小さ…
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鬼灯市雷門で落合うて 田中松陽子【季語=鬼灯市(夏)】
鬼灯市雷門で落合うて田中松陽子 先週は朝顔市だったが、今週…
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「月光」旅館/開けても開けてもドアがある 高柳重信
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白夜の忠犬百骸挙げて石に近み 中村草田男【季語=白夜(夏)】
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「我が毒」ひとが薄めて名薬梅雨永し 中村草田男【季語=梅雨(夏)】
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水喧嘩恋のもつれも加はりて 相島虚吼【季語=水喧嘩(夏)】
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赤ばかり咲いて淋しき牡丹かな 稲畑汀子【季語=牡丹(夏)】
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白い部屋メロンのありてその匂ひ 上田信治【季語=メロン(夏)】
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虎の尾を一本持つて恋人来 小林貴子【季語=虎尾草(夏)】