1. 抱きしめてもらへぬ春の魚では 夏井いつき【季語=春の魚(春)】

    抱きしめてもらへぬ春の魚では夏井いつき(『伊月集』)春の魚というと鰊(にしん)や公魚(わかさぎ)、桜鯛などが思い浮かぶ。確かに抱きしめるほどの大きさではない。鰆(さわら)になると1メートルを超すこと…

  2. 東風を負ひ東風にむかひて相離る   三宅清三郎【季語=東風(春)】

    東風を負ひ東風にむかひて相離る三宅清三郎みやけ・せいざぶろう…

  3. 海市あり別れて匂ふ男あり 秦夕美【季語=海市(春)】

    海市あり別れて匂ふ男あり秦夕美(『逃世鬼』)海市とは蜃気楼…

  4. さくら仰ぎて雨男雨女 山上樹実雄【季語=桜(春)】

    さくら仰ぎて雨男雨女山上樹実雄晴れ女が証明された場に居合わ…

  5. 蜷のみち淡くなりてより来し我ぞ 飯島晴子【季語=蜷(春)】

    蜷のみち淡くなりてより来し我ぞ)飯島晴子晴子の第三句集『春…

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  8. 辛酸のほどは椿の絵をかけて 飯島晴子【季語=椿(春)】

  9. 室咲きをきりきり締めて届きたり 蓬田紀枝子【季語=室咲(冬)】

  10. 什器全て鈍器に見えて冬籠 今井聖【季語=冬籠(冬)】

  11. 年逝くや兎は頰を震はせて 飯島晴子【季語=年逝く(冬)】

  12. 破門状書いて破れば時雨かな 詠み人知らず【季語=時雨(冬)】

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