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口笛を吹いて晩夏の雲を呼ぶ 乾佐伎【季語=晩夏(夏)】
口笛を吹いて晩夏の雲を呼ぶ乾佐伎「風が吹けば桶屋が儲かる」(以下桶屋)とは一つの事象が思わぬ結果を呼ぶことのたとえ。あてにならない期待をすることへの皮肉として使われることもある。二つの事象に距離があ…
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葛切を食べて賢くなりしかな 今井杏太郎【季語=葛切(夏)】
葛切を食べて賢くなりしかな今井杏太郎学生にしかできない旅の…
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残る色明日にたゝみて花蓮 佐藤冨士男【季語=花蓮(夏)】
残る色明日にたゝみて花蓮佐藤冨士男先週土曜日、東京都文京区…
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昼寝よりさめて寝ている者を見る 鈴木六林男【季語=昼寝(夏)】
昼寝よりさめて寝ている者を見る鈴木六林男映画「スーパーマン…
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萎れしを提げて朝顔市帰り 鷹羽狩行【季語=朝顔(夏)】
萎れしを提げて朝顔市帰り鷹羽狩行東京へ引っ越してから早一年…
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大金をもちて茅の輪をくぐりけり 波多野爽波【季語=茅の輪(夏)】
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指さして七夕竹をこはがる子 阿部青鞋【季語=七夕竹(秋)】
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半夏蛸とは化けて出る蛸かとも 後藤比奈夫【季語=半夏(夏)】
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缶ビールあけて東京ひびきけり 渡辺一二三【季語=缶ビール(夏)】
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楽譜読めぬ子雲をつれて親夏雲 秋元不死男【季語=夏雲(夏)】
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鯖買ふと決めて出てゆく茂かな 岩田由美【季語=鯖・茂(夏)】
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頭を垂れて汗の男ら堂に満つ 高山れおな【季語=汗(夏)】