1. 自動車も水のひとつや秋の暮 攝津幸彦【季語=秋の暮(秋)】

    自動車も水のひとつや秋の暮攝津幸彦(『攝津幸彦句集』1994年)誰に習うでもなく俳句をはじめてそんなに経たない頃のこと、どういう経緯からか、たまに知らない人から突如句集が送られてくることがあって、驚…

  2. 紐の束を括るも紐や蚯蚓鳴く 澤好摩【季語=蚯蚓鳴く(秋)】

    紐の束を括るも紐や蚯蚓鳴く澤好摩夜道を歩いていると蟋蟀や鉦…

  3. へうたんも髭の男もわれのもの 岩永佐保【季語=瓢箪(秋)】

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  4. 河よりもときどき深く月浴びる 森央ミモザ【季語=月(秋)】

    河よりもときどき深く月浴びる()森央ミモザ〈月〉は秋の季語…

  5. わが畑もおそろかならず麦は穂に 篠田悌二郎【季語=麦の穂(夏)】

    わが畑もおそろかならず麦は穂に篠田悌二郎(秋桜子編「聖戦俳句集」1933年…

  6. 青嵐神木もまた育ちゆく 遠藤由樹子【季語=青嵐(夏)】

  7. 草田男やよもだ志向もところてん 村上護【季語=ところてん(夏)】

  8. こすれあく蓋もガラスの梅雨曇 上田信治【季語=梅雨曇(夏)】

  9. 南天のはやくもつけし実のあまた 中川宋淵【季語=南天の実(冬)】

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