1. 百代の過客しんがりに猫の子も 加藤楸邨【季語=猫の子(春)】

    百代の過客しんがりに猫の子も加藤楸邨 今日は、2月24日金曜日、2月最後の金曜日である。2月は逃げると言われるが、まさにあっという間に逃げ去った感がある。先週、ジャイアントパンダが中国へ帰るというニ…

  2. 逢曳や冬鶯に啼かれもし 安住敦【季語=冬鶯(冬)】

    逢曳や冬鶯に啼かれもし安住敦(『筑摩文学全集』) 冬の鶯は…

  3. あまり寒く笑へば妻もわらふなり 石川桂郎【季語=寒し(冬)】

    あまり寒く笑へば妻もわらふなり)石川桂郎 笑うことと泣くこ…

  4. よもに打薺もしどろもどろ哉 芭蕉【季語=薺打つ(新年)】

    よもに打薺もしどろもどろ哉芭蕉(『芭蕉全発句集』角川ソフィア文庫)…

  5. 兎の目よりもムンクの嫉妬の目 森田智子【季語=兎(新年)】

    兎の目よりもムンクの嫉妬の目森田智子(『掌景』) 女性は嫉…

  6. 動かない方も温められている 芳賀博子

  7. 禁断の木の実もつるす聖樹かな モーレンカンプふゆこ【季語=聖樹(冬)】

  8. あたゝかき十一月もすみにけり 中村草田男【季語=十一月(冬)】

  9. 秋海棠西瓜の色に咲にけり 松尾芭蕉【季語=秋海棠(秋)】

  10. 淋しさに鹿も起ちたる馬酔木かな      山本梅史【季語=鹿(秋)】

  11. 幾千代も散るは美し明日は三越 攝津幸彦

  12. 季すぎし西瓜を音もなく食へり 能村登四郎【季語=西瓜(秋)】

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