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半夏蛸とは化けて出る蛸かとも 後藤比奈夫【季語=半夏(夏)】
半夏蛸とは化けて出る蛸かとも後藤比奈夫7月最初のハイクノミカタである。今週は半夏生(はんげしょう)。半夏生とは、夏至から11日目、つまり7月2日頃にあたり、七十二候の一つとして、7月2日から6日まで…
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樹も草もしづかにて梅雨はじまりぬ 日野草城【季語=梅雨入(夏)】
樹も草もしづかにて梅雨はじまりぬ日野草城何かを無性に抱きし…
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橋立も歩けば長し松落葉 高林蘇城【季語=松落葉(夏)】
橋立も歩けば長し松落葉高林蘇城5月は若葉の季節である。季題…
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仕切り繰返す間も掃き五月場所 鷹羽狩行【季語=五月場所(夏)】
仕切り繰返す間も掃き五月場所鷹羽狩行今週月曜日、両国国技館…
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かんぱちも乗せて離島の連絡船 西池みどり【季語=かんぱち(夏)】
かんぱちも乗せて離島の連絡船西池みどり島へ向かう一日数本の…
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無駄足も無駄骨もある苗木市 仲寒蟬【季語=苗木市(春)】
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かくも濃き桜吹雪に覚えなし 飯島晴子【季語=桜吹雪(春)】
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吾も春の野に下りたてば紫に 星野立子【季語=春の野(春)】
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誰も口にせぬ流氷の向かうの地 塩崎帆高【季語=流氷(春)】
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海苔あぶる手もとも袖も美しき 瀧井孝作【季語=海苔(春)】
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真っ白な息して君は今日も耳栓が抜けないと言う 福田若之【季語=真っ白な息(冬)】
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いつよりも長く頭を下げ初詣 八木澤高原【季語=初詣(新年)】