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かんぱちも乗せて離島の連絡船 西池みどり【季語=かんぱち(夏)】
かんぱちも乗せて離島の連絡船西池みどり島へ向かう一日数本の連絡船には、人以外の物資も載せられる。生活必需品にお酒やおもちゃ、誰かからの手紙だって運ばれることだろう。港で水揚げされたばかりの魚たちも、…
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無駄足も無駄骨もある苗木市 仲寒蟬【季語=苗木市(春)】
無駄足も無駄骨もある苗木市仲寒蟬2Fのカウンター席から駅通…
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かくも濃き桜吹雪に覚えなし 飯島晴子【季語=桜吹雪(春)】
かくも濃き桜吹雪に覚えなし)飯島晴子濃密な桜吹雪の中に、過…
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吾も春の野に下りたてば紫に 星野立子【季語=春の野(春)】
吾も春の野に下りたてば紫に星野立子先日、縁あって星野椿先生…
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誰も口にせぬ流氷の向かうの地 塩崎帆高【季語=流氷(春)】
誰も口にせぬ流氷の向かうの地塩崎帆高前回は友人四人で屋根替…
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海苔あぶる手もとも袖も美しき 瀧井孝作【季語=海苔(春)】
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真っ白な息して君は今日も耳栓が抜けないと言う 福田若之【季語=真っ白な息(冬)】
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いつよりも長く頭を下げ初詣 八木澤高原【季語=初詣(新年)】
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死も佳さそう黒豆じっくり煮るも佳し 池田澄子【季語=黒豆(新年)】
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若き日の映画も見たりして二日 大牧広【季語=二日(新年)】
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あたゝかき十一月もすみにけり 中村草田男【季語=十一月(冬)】
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赤福のたひらなへらもあたたかし 杉山久子【季語=あたたか(春)】