出る

  1. 田を植ゑるしづかな音へ出でにけり 中村草田男【季語=田植(夏)】

    田を植ゑるしづかな音へ出でにけり)中村草田男 今年は草田男没後40周年という事で、私が所属している俳誌『森の座』でも草田男師没後40年記念大会が企画される。また、今年の3月には同門の故渡辺香根夫氏が…

  2. 海に出て綿菓子買えるところなし 大高翔

    海に出て綿菓子買えるところなし大高翔(「鳩よ!」1997年8月号)…

  3. 野分吾が鼻孔を出でて遊ぶかな 永田耕衣【季語=野分(秋)】

    野分吾が鼻孔を出でて遊ぶかな)永田耕衣「驢鳴集」(昭和27…

  4. 春林をわれ落涙のごとく出る 阿部青鞋【季語=春林(春)】

    春林をわれ落涙のごとく出る阿部青鞋近所の書店が阿部青鞋の俳…

おすすめ記事

  1. 松山藩主松平定行公と東野、高浜虚子や今井つる女が訪れた茶屋について(3)
  2. 郭公や何処までゆかば人に逢はむ 臼田亜浪【季語=郭公(夏)】
  3. 笠原小百合の「競馬的名句アルバム」【第4回】2010年/2011年エリザベス女王杯
  4. 餅花のさきの折鶴ふと廻る 篠原梵【季語=餅花(新年)】
  5. 煮し蕗の透きとほりたり茎の虚 小澤實【季語=蕗(夏)】

Pickup記事

  1. 神保町に銀漢亭があったころ【第118回】前北かおる
  2. 【春の季語】初東風
  3. 好きな繪の賣れずにあれば草紅葉 田中裕明【季語=草紅葉(秋)】
  4. パンクスに両親のゐる春炬燵 五十嵐筝曲【季語=春炬燵(春)】
  5. 古きよき俳句を読めり寝正月 田中裕明【季語=寝正月(新年)】
PAGE TOP