赤い
-
赤い月にんげんしろき足そらす 富澤赤黄男【季語=月(秋)】
赤い月にんげんしろき足そらす富澤赤黄男(『魚の骨』) 〈宙に浮く左の脚にキスされたことを死ぬまで覚えていよう 笹岡理絵〉。この歌に出逢ったのは、16年前のこと。『新世紀青春歌人アンソロジー 太陽の舟…
-
背広よりニットに移す赤い羽根 野中亮介【季語=赤い羽根(秋)】
背広よりニットに移す赤い羽根野中亮介いつの頃からか「馬醉木…
-
赤い椿白い椿と落ちにけり 河東碧梧桐【季語=椿(春)】
赤い椿白い椿と落ちにけり)河東碧梧桐〽私は泣…
-
赤き茸礼讃しては蹴る女 八木三日女【季語=茸(秋)】
赤き茸礼讃しては蹴る女八木三日女(『紅茸』)赤い茸は毒があ…
-
梅漬けてあかき妻の手夜は愛す 能村登四郎【季語=梅漬ける(夏)】
梅漬けてあかき妻の手夜は愛す能村登四郎『咀嚼音』所収の有名…