【春の季語】鶯笛

【春の季語=初春(2月)】鶯笛

」の鳴き声のような音が出せる竹細工。芝居や演劇などにも用いられる。

旧暦が生活のベースにあったころは、元日が鶯の鳴く時期とそう遠くはなかったため、鶯笛を吹きながら、売り歩く「初音売」が存在した。

初音」とは、その年に初めて耳にする鶯の鳴き声のことで、これもまた春の季語とされる。


【鶯笛(上五)】
鶯笛ひなたの味に鳴りにけり 岡田一実

【鶯笛(中七)】
ポケットの鶯笛に手の触れぬ 佐藤和枝
遠出して鶯笛の機嫌良し 西村麒麟

【鶯笛(下五)】
まだ少し心が足りぬ鶯笛 西村麒麟


【セクト・ポクリット管理人より読者のみなさまへ】


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